神保町ブックフェスティバルで購入した本の1冊です。
私は大学受験生だったころは、日本史や地理に興味があり、それらを専門にできる学科への進学を目指していました。その夢は破れてしまいましたが、日本経済史*1という分野はいつも気になっている分野で、頭の片隅にいつも引っかかっていました。
先日の神保町ブックフェスティバルで、たまたま本書を見かけて、ついつい買ってしまいました。
本書は日本経済史の中でも特に重要な近世以降を、約500頁でまとめている好著です。大学生や社会人がこのテーマに興味を持った時に、最初に手に取る本としてかなりオススメできる1冊だと思います。
オススメできる点は2点で、①各章に数頁の参考文献が挙げられており、次の勉強へのステップが明確であること、②約500頁と入門書として多すぎず、少なすぎずの量である点、です。
①・②ともにY[igrek]21シリーズの特徴なのかもしれませんが、真剣に学習したい読者にとって使いやすい特徴を備えていて好印象でした。
*1:一番興味があったのは日本中世経済史でした。