『金融と法Ⅱ』発売記念第2弾です。
遂に2/12に迫った『金融と法Ⅱ』の発売。
表紙・目次が公開されましたので、内容を確認していきたいたいと思います。
まず、表紙は完全なサプライズでした。有斐閣から出ている『金融と法』無印とも、勁草書房から出ている『金融から学ぶ〜』シリーズとも異なるテイストに仕上がっています。
帯には『金融と法』無印、『金融から学ぶ〜』の存在を意識したコメントがあるので、今後はこのテイストに集約されていくのでしょうか。
特に『金融と法』無印は、出版から約10年が経過しており、その動向が気になるところです。
有斐閣から出るにせよ、勁草書房から出るにせよ、改訂によってより多くの読者を獲得してほしいものです。
次に目次になりますが、こちらも興味をそそる内容になっています。
第一章「総論」、第二章「理論価格と金融工学のつかみ」では、おそらくデリバティブとは何か、について大垣教授流の分かりやすい説明が繰り広げられるものと容易に想像がつきます。
続く第三章「企業とデリバティブ①」、第四章「企業とデリバティブ②」では、コーポレートファイナンスの実務でデリバティブがどのように使われているのかが解説されるのでしょう。第五章では「仕組債:デリバティブの投資商品化」と銘打って、近時問題にもなっている仕組債について解説するようです*1。
早くも読みたい気持ちが抑えられません。
*1:日経でも取り上げられています。