ゆとり社会人の読書ノート&エクセルVBA

素人が公法を中心に幅広く読書をします&エクセルVBA奮闘記です。

藤井直弥=大山啓介『Excel 最強の教科書[完全版]【2nd Edition】』(SBクリエイティブ、2022年)

Excelの入門書として一番オススメできる本です。

世の中にExcel入門書は数あれど、初心者から中級者までの段階で一番オススメできる1冊のご紹介です。

本書の良い点は、下記3点に集約できます。

Excelのマナー、ワークシート関数、ショートカット、各種機能(グラフ等)を満遍なく取り扱っていること。
Excelで一番多く使われているであろう、「数値の集計」を前提とした内容になっていること。
Excelの機能更新に対応して、定期的に更新がなされていること。

①については、バランスが難しいところですが、本書は360頁と入門書としてはやや多い分量になっています。これくらいの分量があれば、重要な項目の漏れもなく、中級者になっても参照できる便利な1冊になります。

②については意外に重要な点で、様々なExcelの機能を漫然と紹介するわけでなく、通奏低音として「数値の集計」に役立つ観点からまとめられています。そのような業務に従事する方には、読みやすくなっています。

③についてもうれしい点で、Excelのバージョンアップに対応して改訂がなされているのは高評価です。宣伝文句によると、Excel解説書で一番売れている本とのことなので、今後も改訂が見込めます。

他にも多くの解説書・入門書がありますが、迷ったら本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。