ゆとり学部生の読書ノート

公法を中心に、気になった本について書きます。

内田貴『民法Ⅱ 債権各論(第3版)』(東京大学出版会、2011年)

総則に引き続き、内田民法債権各論のご紹介です。

民法II 第3版: 債権各論

民法II 第3版: 債権各論

内田民法シリーズ第2弾は、債権各論です*1

本書は、本文623ページに、契約法・事務管理・不当利得・不法行為をまとめた意欲作です。

この薄さにもかかわらず、他の基本書ではなかなか触れられていない、抗弁の接続などの先端的な論点も紹介されています。

情報量とその圧縮度は、シリーズでも最高レベルに達しています。

その結果、不法行為がわかりにくいというAmazonレビューが散見されるので、この部分だけ潮見民法と併用という使い方も考えられそうです。

通説をおさえてしまえば、こんなに魅力的な本はないのではないかと思います。

(試験対策として適切かはさておき、)この本の魅力が多くの人に伝わればいいな思います。

*1:総則はこちら、 uyutomo.hatenablog.com