ゆとり学部生の読書ノート

公法を中心に、気になった本について書きます。

榎本俊一『総合商社論』(中央経済社、2012年)

商社本の決定版のご紹介です。

総合商社論

総合商社論

商社といえば、今も昔も就活生の憧れの的。海外勤務と高収入に憧れて志望する学生も多いと思います。

ですが、BtoBであるはずの「商社」が、なぜこんなに人気なのでしょう。就活生は本当に商社のビジネスについて理解したうえで志望しているのでしょうか。

本書は、卸売から始まり、事業投資を中心とする「総合事業会社」へと変貌を遂げた商社ビジネスの仕組みを明らかにしています。商社は何をやっているのか、なぜ商社は儲かっているのか、といった基本的な疑問を解消してくれる本です。

しかし、難点が1つ。本書は、研究目的で書かれた本なので、若干難しい内容を含んでいることです。

もし本書がとっつきにくいようなら、早稲田大学での講義を基にした以下の本から入門する方が分かりやすいかもしれません。

現代総合商社論―三菱商事・ビジネスの創造と革新

現代総合商社論―三菱商事・ビジネスの創造と革新

上記の2冊は、個々の事業部単位の話が中心なので、商社ビジネスの全貌という点では、『総合商社論』には敵いません。

ビジネスパーソンは、『総合商社論』から、就活生は、上記の2冊から読むことをオススメします。