構造不況に苦しむ銀行員の今後についての本です。

- 作者: 浪川攻
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/04/19
- メディア: 新書
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銀行業界では、支店の改廃によって目指すべき支店長のポストは減少し、フィンテックや業務改善の進行によって人員削減が進んでいます。
日本の銀行業界の未来を示唆するものとして、アメリカの銀行業界の実態が紹介されていますが、アメリカでは支店長のポストは重視されておらず、年収も600~700万円の職業となっています。
銀行とやり取りする機会が多い私としては、危機感をあまり持っていない銀行担当者の現状と、本書が描く銀行員の未来とのギャップが面白かったです。
やはり、自分のこととなると客観視はできないものですね。自分の業界も同じように思われてると自戒を持たねば、と思います。