ゆとり学部生の読書ノート

公法を中心に、気になった本について書きます。

森田義男『相続税を減らす不動産相続の極意』(幻冬舎、2014年)

不動産相続における節税についての信書のご紹介です。

相続税を減らす不動産相続の極意 (経営者新書)

相続税を減らす不動産相続の極意 (経営者新書)

本書は、三井住友信託銀行出身の税理士である著者が、不動産相続における節税についてまとめた新書です。

実は、幻冬舎の『経営者新書』シリーズには、ほかにも2冊の不動産相続節税の本があります。

1冊は読んでいないのですが、もう1冊はこの後レビューします。

結論から言えば、「こんな方法で減税したぜ」というエピソードがつづられているだけで、本書を読んだからといって不動産相続における税の仕組みを理解することはできません。

もちろん、不動産には個別性という特徴があるため、安易な一般化ができないという面はあると思います。

しかし、いくらなんでも体系性がなさすぎるのではないかと思うほど、読んでいて中身が入ってきませんでした。

不安を煽るだけ煽っておいて、あとはプロである自分にまかせてくださいというセールストークにしか読めませんでした。

やはり、このテーマを新書で扱うのには限界があるのでしょうか……