とりあえず1周したので、次に読む際へのメモとして投稿します。
言わずと知れたハンス・ケルゼンの主著『純粋法学』をとりあえず読み終わりました。読む前には、「そもそもの問題意識がわからない」という状態でしたが、読んでみると「法学からイデオロギー・政治を排除する」という問題意識を共有できました。
時代背景を考えてみると、本書の初版が出版された1934年は、まだまだ自然法論が幅を利かせており、政治の舞台では共産主義・ファシズムが勃興しようとしている時代でした。
また、今まで読んできた論文で、私が理解できていなかっただけで本書の議論が前提になっている箇所が多々あるなと実感しました(主に石川健治教授の清宮四郎研究)。
何度も読み直すべき1冊かと思います。次は本格的なレビューが書けるように頑張ります。