最初に、理論編として、M&Aの価格算定に関するデータ分析や、会社法・税法に関する体系的な説明があります。
会社法や税法は日々アアップデートされていくので、理論編については他の本も参照して最新の情報にアップデートが必要です。
ここでの結論は、M&Aはプレミアムを払って行うものなので、買い手は「負け」から始まるというものです。
M&Aの専門家からすると当たり前の結論なのかもしれないですが、買いのM&Aが評価される日本においては押さえておくべきテーマです。
次に、事例編では、日本の主なM&Aについて服部氏が分析しています。
本人が携わったものも多いので、(語れる範囲での)当時の状況や、後から振り返ったM&Aの成否の評価があり、とても参考になります。
全体で650ページとかなり大部な本ですが、M&Aに興味がある人もそうでない人にもオススメできる1冊です。
以下は投げ銭用です。
*1:もっとラフにM&Aについて知りたいという人は、 uyutomo.hatenablog.com
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