ゆとり社会人の読書ノート&エクセルVBA

素人が公法を中心に幅広く読書をします&エクセルVBA奮闘記です。

樋口武男『熱湯経営』(文春新書、2007年)

大和ハウス中興の祖、樋口会長の自伝です。

大和ハウスといえば、プレハブ住宅による住宅の工業化のパイオニアであり、現在では賃貸住宅や事業施設建設によって、不動産・建設業界最大の売上を誇る企業です*1

また、M&Aに積極的な企業としても知られ、ゼネコンのフジタ・小田急建設や、マンションデベロッパーのコスモスイニシアを買収し、大きな成長を遂げています。

そんな大和ハウスの中興の祖が、樋口武男氏です。彼は、創業者石橋信夫から経営危機の子会社・大和団地の再建を託され、再建した大和団地大和ハウスに吸収合併させて本体の大和ハウスの社長に就任しました。

本書は、大和ハウス躍進の立役者の、意外な過去が赤裸々につづられており、非オーナー経営者の自伝としてはとてもおもしろい仕上がりになっています。

以下は投げ銭用です。

*1:2019年3月期の売上予測は4兆円。ゼネコントップの1兆9,000億円の売上を誇る清水建設と、デベロッパートップ三井不動産の売上1兆7,500億円を足しても及ばない。

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