物権法のオススメの基本書です。
本書は、物権・担保物権の1冊本として人気の本です。私がオススメするということで、本書も淡々系の本です。2色刷りで、多少の図も入ってはいますが、基本的には、本文と判例の引用でまとめ上げていくタイプの本です。
(広義の)物権分野ってなかなか1冊本がなく*1、物権総則までを、内田民法Ⅰか佐久間民法(2)で学んで、担保物権を、道垣内先生や松井先生の本で学ぶ人が多いと思います。
そうすると、結構なボリュームになって、パンクしてしまうんですよね……
そんなときに、本書のような1冊本でサクッと済ませてしまうのは一つの手だと思います。
本書は、文章が若干古めかしい(?)ことを除けば、特にデメリットはありません。判例・通説をおさえたスタンダードな基本書です。
物権で基本書に迷ったら、ぜひ一度読んでみてください。