会計学の入門書のご紹介です。
本書は、友岡教授の門下生や弟弟子によって書かれた会計学の入門書です。入門書でありながら、かなりクセの強い本です。編者註を使って通説的な見解に対する疑問を繰り広げています。
また、類書では余り言及されませんが、編者の専門である会計史*1についての言及もあります。
このように、特徴的な本なのですが、全体的に記述が薄い印象を受けました。説明に一抹のもどかしさを感じます。
とはいえ、会計学は、実務に傾斜した本が多いので、本書のような「学者が書く」入門書というのも一定の需要があるのかもしれません。
全員にオススメできる本ではありませんが、副読本ならおもしろく読むことができると思います。