ゆとり社会人の読書ノート&エクセルVBA

素人が公法を中心に幅広く読書をします&エクセルVBA奮闘記です。

松井茂記『アメリカ憲法入門(第7版)』(有斐閣、2012年)

第一人者によるアメリ憲法の入門書です。

本書は、アメリ憲法の第一人者による入門書です。

約500ページと分量が多いように見えますが、判が小さく文字も大きいため、分量ほどの「重さ」はありません。むしろ、もっと詳しく!と思うことの方が多いです。それだけ簡明な記述に徹していると言えます。

アメリカは判例法国なので、本書の記述だけでアメリ憲法を理解することは困難でしょう。手元に判例集があると理解が進むと思います*1

他方、判例とともにアメリ憲法を学びたいというときには、この本が有用です。

樋口・アメリ憲法は、600ページを超える力作で、通読だけでなく辞書的な使い方もできます。

本書でも疑問が解決しない場合には、英語で書かれた文献をあたるしかなさそうです。

chemerinskyは、アメリ憲法の概説書の中でも特に評価の高いものです。Amazon.comのカスタマーレビューは大変なことになっています(笑)

http://www.amazon.com/Constitutional-Law-Principles-Policies-Treatise/dp/0735598975/ref=asap_bc?ie=UTF8www.amazon.com

長くなってしまいましたが、松井・アメリ憲法は、概説に最適の本です。アメリ憲法を学ぶならまず本書から読み進めることをオススメします。

以下は投げ銭用です。

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