リーマンショック前までの「輝かしい」外資系金融機関(投資銀行)を懐かしむ1冊です。
リーマンショック前までの外資系金融機関は、東大をはじめとする優秀な新卒学生にとって、就活ランキングのトップに位置していました。身体を壊すような長時間労働と引き換えにしてでも、平均年収7,000万円、サラリーマンとしての最高のブランドを求めていた時代でした。
そんな懐かしき外資系金融全盛期を自嘲的に描いた1冊が本書です。
文体が軽く面白おかしく書かれているので、エッセイ感覚で面白く読めてしまいますが、
リーマンショックの裏で何があったのかというまじめな話もなされているので、経済の入門書としてもオススメです。
著者の藤沢氏は、金融以外にもおもしろい本を出していますので、本書にはまった人は、是非他の本も読んでみてください*1。
*1:例えば、「恋愛工学」に関するものとして