第150回の日商簿記3級に合格したので、勉強方法等をまとめておきます。
1. 簿記についての基礎知識私は、一般的な受験生に比べると、簿記については親しみがありました。
日常的に仕訳をしているわけではないですが、総勘定元帳やPL、BSには業務上触れる機会があり、
簿記に対するアレルギーはなかったです。
2. 勉強方法
上記のような状態でしたので、私の勉強方法は、①仕訳を覚える、②どのような設問が出てくるのかを覚える(=解法をマスターする)の2点に集中しました。
①仕訳を覚えるについては、『脳科学×仕訳集 日商簿記3級』を5周して、勘定科目を与えられれば単発の仕訳はできるという状態まで仕上げました。
『脳科学×仕訳集』はとても簡単にまとまっている仕訳集なので、1周1時間程度で終えられます(つまり、仕訳を覚えるのに使ったのは5日)。
②次に、どのような設問が出てくるかを覚えるについては、『スッキリとける』を使いました。
1周目は答えを見ながら、「そんな解法があるんだー」くらいに読み進め、2周目以降は時間制限を設けずに1日に大問1~2問を解いていきました。
3週目以降は、3問目・5問目の配点の大きな設問のみを繰り返し解いていきました。どちらかというと、解法を覚えるというよりは、計算ミスをしないで問題を解けるようになるための訓練といった感じです。
②のプロセスには40時間ほどかかっています。トータルで見ると、50時間ほどかかっており、一般的な合格者と同じ水準の勉強時間を確保したことになりました。その点、もう少し効率化の余地はあったかと思います。
3. 結果
本試は92点での合格でした。時間は見直し・解答の転記含めて十分な時間をとることができました。
4. 最後に
個人的には、最初に仕訳を覚えてしまったことが、合格の最大の要因だったと思います。
結果的に、武器をそろえてからその武器の使い方を習得していくという王道の勉強法になったので、あまり慌てることもなく勉強を進めていくことができました。
次は2級になりますが、①仕訳の占める割合は小さくなり、②解法を覚える割合が大きくなっていくでしょう。
工業簿記も試験範囲になってきますので、気を引き締めて勉強を続けていきたいと思います。