民法・手形小切手法の「入門書」としてオススメの漫画です。
法学部に入ると、憲法・民法・刑法の授業がいきなり始まるのですが、私も含めて多くの学生にとっては無機質な文字列にしか見えないものです。社会人になって初めて、民法の設ける各制度の便利さに気づきました。
バイトも始めたばかりの大学生に、何千万円もする不動産の取引やら担保やら代理やら手形やら取締役会を具体的にイメージできるわけがないのです。
そんな(個人的な)不満を、多少解消してくれるのが本書です。
いわゆる街金を舞台に、過酷な回収の現場をコミカルに描いた本書は、物語として十分面白いだけではなく、法律を具体的にイメージするためにも有用です。
同様のテーマを扱う漫画として『闇金ウシジマくん』や『ミナミの帝王』がありますが、前者はあまり法的な論点に触れないこと、後者は全150巻と長大なことから、法学部では『ナニワ金融道』がオススメされるケースが多いです。
以下は投げ銭用です。
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