ゆとり社会人の読書ノート

法律を中心にいろいろな本を読みます

ジャレド・ダイアモンド(倉骨彰訳)『銃・病原菌・鉄(上・下)』(草思社文庫、2012年)

教養系の本としてビジネスマンにも人気のある1冊です。

本書は、「各地域の人類の発達に差異があるのはなぜか」というテーマを取り上げています。

結論は、「農業に適した地域に、栽培化・家畜化しやすい動植物が存在することで、大きな人口を抱えることができ、組織化された政治機構を持つことができるから」というものです。

今の感覚だと、結論自体は当たり前ですが、本書が刊行された1997年のアメリカではそれなりにインパクトがあったのではないかと思います*1

文庫本は上下2巻で80ページとなっており、かなりのボリュームです。上記の結論を導くために、各大陸の1万3000年の歴史を振り返っており、世界史好きの人には「たまらない」1冊かと思います*2

個人的にはオススメしたい本とは思いませんでした。読んでいる人も多いので、読んでおいて損はないかなという感じです。外国のベストセラー教養本を読んでたらカッコよく見える、という下心もあって本書は人気なのかと思ってしまいましたが、感想は人それぞれ異なるので悪しからず。

*1:日本では2000年にハードカバーで訳書が出版されており、朝日新聞が「ゼロ年代の50冊」で1位に選んだことでも有名になりました。

*2:個人的には冗長に感じました。