ゆとり社会人の読書ノート

法律を中心にいろいろな本を読みます

我妻栄=有泉亨=遠藤浩=川井健『民法1~3』(勁草書房、2008~2013年)

民法入門書として絶大な人気を誇った名著のご紹介です。

民法 1 第3版 (1)

民法 1 第3版 (1)

民法 2 債権法  第3版

民法 2 債権法 第3版

民法〈3〉親族法・相続法

民法〈3〉親族法・相続法

本書は、民法学の泰斗、我妻栄が記した民法の入門書です。

歴史は古く、㈱一粒社から1954年に第1版第1刷が出版されて以降、司法試験受験者を中心に、「ダットサン民法」の愛称で読み継がれてきた名著になります。

我妻栄民法基本書は、何シリーズかありますが、本書が一番有名なシリーズです*1

本書の特徴は、簡潔に内容がまとまっている点につきます。条文順に解説されているので、頭の整理に有用です*2。逆に言うと、本書で内容を理解するのは賢明ではありません。

読んでみると、たしかに簡潔に書いてはあるのですが、読みにくさはあまり感じません。むしろ、民法が前提としている知識や枠組みをきちんと解説してあり、とても分かりやすいです。

基本書が数多く出版されている現在においては、好き嫌いの分かれる本ですが、私は好きなシリーズです。

*1:他には、民法案内シリーズ

民法案内〈1〉私法の道しるべ

民法案内〈1〉私法の道しるべ

民法講義シリーズ uyutomo.hatenablog.com 民法大意シリーズ が有名です

*2:この点、まとめ本として有名な潮見民法や川井民法と同じような使い方ができます

民法(全)

民法(全)

民法入門 第7版

民法入門 第7版