ゆとり社会人の読書ノート

法律を中心にいろいろな本を読みます

橋本卓典『捨てられる銀行』(講談社現代新書、2016年)

銀行の現状シリーズ第二弾です。

捨てられる銀行 (講談社現代新書)

捨てられる銀行 (講談社現代新書)

金融庁長官がどのような改革を志向しているのか、銀行がどのような動きをしているのかをまとめた良書です。

森長官は、地方銀行で改革や業務改善で成果を挙げたキーマンを招聘し、銀行を監督してきた金融検査マニュアルを廃止し、事業性評価を重視するよう方向転換をします。

地方銀行は、量的緩和にともなう利ザヤの減少に加えて、地域住民の減少という二重苦に苦しんでいます。その状況を打破すべく、真に必要とされる存在になれるかどうかの瀬戸際に立たされています。

本書の最後では、地方銀行の中で新しい姿を示すものとして、稚内信用金庫北國銀行きらやか銀行北都銀行が上がっていますが、本当に生き残る銀行がどこかは、今後見続けていきたいと思います。

また、本書には続編もありますので、気になった方は読んでみてください。