ゆとり社会人の読書ノート

法律を中心にいろいろな本を読みます

杉本宏之『30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、企業を決意した理由』(ダイヤモンド社、2014年)

リーマンショック民事再生となった、ワンルームマンション分譲のエスグラント創業者の独白です。

エスグラントは、2001年に創立したワンルームマンションデベロッパーで、2005年には名証セントレックスに上場し、2008年には売上320億円を超えました。

創業者であり本書の著者である杉本氏は、24歳で株式会社エスグラントコーポレーションを設立し、28歳で上場した時には、不動産業界での最年少上場、業界の風雲児として注目されました。

そんな華々しい状況も束の間、2009年にはリーマンショックのあおりを受けて民事再生となり、会社の整理という重い仕事を担うことになります。

現在は、シーラホールディングス会長として、ワンルームマンション分譲と、収益物件の保有
をメインとする会社を経営しています。

本書を読むと、経営者の苦しみやプレッシャーがリアルに伝わってきます。同じ不動産業界にいる者として、リーマンショックで倒れた会社がどのような会社だったのかを学べたことは、とてもよかったです。

杉本氏は、本書以外にも何冊か本を出しているので、読んでみるといいかもしれません(絶頂の時に書かれた本と本書との読み比べはおもしろそうです)*1

*1:

1R(ワンルーム)男~28歳の社長、上場物語

1R(ワンルーム)男~28歳の社長、上場物語

杉本宏之の素顔―業界内、最年少上場を果たした28歳

杉本宏之の素顔―業界内、最年少上場を果たした28歳