ゆとり社会人の読書ノート

法律を中心にいろいろな本を読みます

姜尚中『オリエンタリズムの彼方へ』(岩波書店、2004年)

論壇で有名な著者の主著のご紹介です。

本書は、著者の専門であるポストコロニアル理論に関する論文集です。

マックス・ウェーバーと近代』*1とともに、著者の主要業績に数えられる本です。

内容自体は、サイードのオリエンタリズム*2を日本―朝鮮半島間に当てはめるもので、大学入試の現代文でも取り上げられることが少なくないものです。

形式面では、一応、改稿はなされているものの、一貫性はあまり感じられませんでした。若干、読みづらいです。

今では、漱石関連の著作で有名ですが、昔はそれなりに硬派な研究をしていたんだと確認できました。

ただ、『マックス・ウェーバーと近代』を読みたくなるほどではありませんでした。

ご参考までに。

*1:

マックス・ウェーバーと近代 (岩波現代文庫)

マックス・ウェーバーと近代 (岩波現代文庫)

*2:

オリエンタリズム〈上〉 (平凡社ライブラリー)

オリエンタリズム〈上〉 (平凡社ライブラリー)

オリエンタリズム〈下〉 (平凡社ライブラリー)

オリエンタリズム〈下〉 (平凡社ライブラリー)