ゆとり社会人の読書ノート

法律を中心にいろいろな本を読みます

デヴィッド・クローネンバーグ監督『ザ・フライ』(20世紀フォックス、1986年)

人間とハエが融合するホラー映画の傑作です。

ザ・フライ (字幕版)

ザ・フライ (字幕版)

本作品は、物質を細胞レベルで分解して再構成する「テレポッド」という物質転送機で自らを転送した、セス・ブランドルが主人公です。

彼は、泥酔して自らを転送してしまうのですが、その際にハエが紛れ込み、融合してしまいます。

最初は、異常なほどの身体能力を手に入れ成功したかに見えた転送実験でしたが、日を追うごとにブランドルの体は醜くなっていきます。

より人間に近い生物へと戻るため、ブランドルは、恋人のヴェロニカと融合しようとしますが、実験は失敗し、ヴェロニカに銃殺を乞います。

本作の見所は、随所に散りばめられたグロテスクな表現です。

強靭な肉体を手に入れたブランドルが、腕相撲で相手の腕をもぎりとったり、ヴェロニカから巨大なハエの幼虫が産まれてきたり、耳や皮膚がもげたり、消化液で腕や足が溶けたり。。。

挙げたらキリがないほどのグロテスクなシーンが、ホラー映画としてのレベルを格段に引き上げています。

食事中の方以外にオススメのホラーの傑作です。