ゆとり社会人の読書ノート

法律を中心にいろいろな本を読みます

友岡賛『歴史にふれる会計学』(有斐閣、1996年)

今日は、会計学総論、会計史の本の紹介です。

歴史にふれる会計学 (有斐閣アルマ)

歴史にふれる会計学 (有斐閣アルマ)

本書は、会計学の歴史的側面について初学者にも分かるように解説しています。

法学部には、「法学」という名でこのような授業を行う大学が多いと思いますが、商学部には、そのような総論的な授業が開設されている大学は少ないようです。

内容は、会計史の発展段階として、①複式簿記が成立した14・15世紀のイタリア、②期間計算が成立した16・17世紀のオランダ、③固定資産会計が成立した18・19世紀のイギリスが挙げられており、時系列に沿って会計史がつづられています。

専門的・技術的な側面が強調されがちな会計学ですが、その裏にあるドラマに思いを馳せることができれば、細かい準則の理解にも役立つのではないでしょうか。アルマBasicということもあり、読みやすい文体で書かれているので、会計に興味をもつすべての人にオススメできます。

より読み物としての色彩が強いものとして、

帳簿の世界史

帳簿の世界史

より専門性が高いものとして、

近代会計史入門

近代会計史入門

があります。併せてご参照ください。