ゆとり社会人の読書ノート

法律を中心にいろいろな本を読みます

藤沢数希『ぼくは愛を証明しようと思う。』(幻冬舎、2015年)

ネットで話題の恋愛工学のマニュアルの紹介です。

ぼくは愛を証明しようと思う。

ぼくは愛を証明しようと思う。


本書は、恋愛をテクノロジーの対象とみなし、「恋愛工学」というメソッドについて紹介している小説です。

著者の藤沢数希氏は、物理学のP.h.D.を持ち、外資投資銀行でトレーディング業務に従事した後、作家として独立した人物のようです。

本書では、

モテ=ヒットレシオ×試行回数

と定義し、ヒットレシオを上げるためのさまざまなテクニックや、試行回数の多さに対する心理的抵抗を除去するような説明が加えられています。

本書が単なるテクニック本と違うところ*1は、「モテ」のファクターを二つに分解するなど、一定の「体系化」が意識されている点です。

おそらく、本書がテクニックを超えて訴求力を持つ理由は、テクニックによって実現すべきものがきちんと理解できているからでしょう。

本書は、恋愛だけでなく、営業や就活にも応用できる可能性を秘めているように感じました。

三者とも、「(自分や商品を)売り込む」という点では共通していますしね。

ちなみに、著者の藤沢氏は、ネットで話題のタレントに対しても恋愛工学そのままのアプローチをしたということで話題になりました。

著者も愚直にやり続けている方法ということで、ますます信頼が置けますね(笑)

*1:といっても、いわゆる「恋愛テクニック本」を他に読んだことがないので、想像の話ですが。。。