ゆとり社会人の読書ノート

法律を中心にいろいろな本を読みます

山野目章夫『不動産登記法概論』(有斐閣、2013年)

不動産登記法の基本書のご紹介です。

不動産登記法概論 -- 登記先例のプロムナード

不動産登記法概論 -- 登記先例のプロムナード

不動産登記法って、民法の勉強をしているとちょこちょこ出てくるけど、もっと詳しく知りたい!というニーズにぴったりな本が本書です。

本書の特徴は、副題にもあるように、不動産登記の世界を散歩するかのように紹介している点です。

民事実体法との対応、東日本大震災*1などの時事的なテーマへの言及などもあり、形式的な面にとらわれることなく、登記のことを学ぶことができます。

しかも、山野目先生は、不動産登記法において色々なタイプの本を書いておられるので、入門から発展まで連続的に学ぶことができます。

  • 入門

不動産登記法入門 第2版 (日経文庫)

不動産登記法入門 第2版 (日経文庫)

  • 基本

不動産登記法概論 -- 登記先例のプロムナード

不動産登記法概論 -- 登記先例のプロムナード

  • 発展

不動産登記法(増補)

不動産登記法(増補)

  • 先例集

不動産登記重要先例集

不動産登記重要先例集

  • 民事実体法(物権法)

物権法[第5版]

物権法[第5版]

他にも、七戸先生の基本書*2もあるので、不動産登記法を勉強してみたいと思ったら、本書か山野目・概論かといったところでしょうか。

民法の理解を深めるためにも、不動産登記法自体のおもしろさを味わうためにも、オススメです。

*1:山野目先生は、福島県出身で、東北大学を卒業されています。

*2:

不動産登記法案内 (勁草法学案内シリーズ)

不動産登記法案内 (勁草法学案内シリーズ)