ゆとり社会人の読書ノート

法律を中心にいろいろな本を読みます

佐久間毅『民法の基礎(1)総則(第3版)』(有斐閣、2008年)

民法総則で人気の基本書です。

民法の基礎 (1) 総則 第3版

民法の基礎 (1) 総則 第3版

近年の民法総則分野における売上げナンバーワンは、間違いなく本書でしょう。

シリーズ物以外では、四宮(=能見)民法やヤマケイ*1などがありますが、本書の地位は揺るぎません。

本書の最大のウリは、ケースメソッドを用いて、分かりやすく民法総則を勉強できることでしょう。

さらに、用語解説もあり、文章も噛み砕いてあることから、分かりやすさは群を抜いています。

この点、四宮総則やヤマケイは、ある程度民法のことが分かっている前提で書かれている本なので、初学者が読むと痛い目を見ます(笑)

初学者としては本書以外に選択肢はないのですが、個人的にはもっと淡々系の本が好みなので、本書をイチオシはできません。LEGAL QUESTシリーズの民法総則は、370ページと形式的には最高なのですが、なんせ記述が……なので。早期の改訂が望まれます。

*1:一応シリーズものですが、まだ完結しそうにないので……