国際(公法)の入門書のご紹介です。
本書の著者は、日本学士院賞を受賞した国際法学の権威、杉原高嶺教授による入門書です。本書は、各章の冒頭に事例が置かれており、具体的な紛争を頭で想像しながら、国際法の体系を学ぶことができます。
また、文章がとても分かりやすいのも特徴です。碩学が本気で書く入門書は、予備校本のようなチープな本を一蹴してしまうということが、如実に体感できます。行政法における藤田宙靖『行政法入門(第6版)』*1や、民事訴訟法における中野貞一郎『民事裁判入門(第3版補訂版)』*2、民法における米倉明『プレップ民法(第4版増補版)』と似たような感じです。
著者には、『国際法学講義(第2版)』という体系書もあるので、本書で国際法に入門した人は、ぜひ読んでみてください。
以下は投げ銭用です。
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