ゆとり社会人の読書ノート

法律を中心にいろいろな本を読みます

山室信一『憲法9条の思想水脈』(朝日選書、2007年)

最近話題の9条関連の本の紹介です。

憲法9条の思想水脈 (朝日選書823)

憲法9条の思想水脈 (朝日選書823)

本書は、憲法9条の源流を思想の面からたどっていくという、独自のスタイルで書かれた本です。

もちろん、法学の本ではないので、本書の内容には嫌悪を覚える人もいるでしょうが、読みやすく、おもしろいので、オススメできます。大衆ウケのみを狙って書かれた本を何冊も買うくらいなら、本書を買った方が数千倍もお得です*1

憲法についての議論はいつも盛り上がりますが、その内容は稚拙なものが多いです。

例えば、経済界では一目置かれるグロービス経営大学院の堀義人氏*2ですら、こんな有様です。

先行する議論すら理解しようとしないのに、自分で考えることができるなんて愚の骨頂です。たいそうなことを言う前に、この本でも読んで「考えて」みてください。

*1:比較するまでもありません。

*2:堀義人氏は、京都大学工学部卒、ハーバード大学経営大学院修士課程修了(MBA)。住友商事株式会社を経て、1992年株式会社グロービス設立、と経済界的にはかなりのキャリアを歩んできた人物です。