ゆとり社会人の読書ノート

法律を中心にいろいろな本を読みます

長谷部恭男編『憲法本41』(平凡社、2001年)

憲法学の読書案内のご紹介です。

本書は、数少ない(唯一?)の憲法の読書案内の本です。外国の理論家や、国内研究者の優れた論文集に対して、憲法学者が解説を加えています。本書は、副題として「改憲護憲をいうまえに学んでおくべきこと」とありますが、チープな議論をする前に、きちんと最先端の研究をフォローしろということなのでしょう。2001年当時で、阪口正二郎『立憲主義と民主主義』までフォローしているという画期的な本です。しかも、美濃部達吉から蟻川恒正教授まで扱われているというから、もう驚くしかありません。今、同じ内容で復刊しても、十分通用する内容です。そして、そのころから改憲議論は全く進歩していないという悲しい現実……

実は、本ブログが目指すのも本書と同じように、「現在の憲法学の到達点までの道しるべ」です。ただ、方法は多少違いますが。

以下は、本書で取り上げられている本の一部です。