ゆとり社会人の読書ノート

法律を中心にいろいろな本を読みます

曽村保信『地政学入門』(中公新書、1984年)

地政学の本を読みました。

地政学入門―外交戦略の政治学 (中公新書 (721))

地政学入門―外交戦略の政治学 (中公新書 (721))

地政学という学問をご存知でしょうか。地政学とは地理政治学のことで、地理的な位置関係が国際関係に与える影響を研究する学問です。

学問としてはあまり流行っていないようですが*1地政学で議論されている仮説は、陰謀論めいていて読み物としてのおもしろさがあります。

例えば、マッキンダーは、陸地の3分の2を占めるユーラシア大陸を世界島と呼び、しかもその中心部であるシベリア*2を支配した国が、ランドパワーの覇権を握ると主張していました。主張としては面白いのですが、論理性には欠けています。

軽めの読み物として読んでみてはいかがでしょうか。

*1:おそらく、学際性が高いせいで学問としての固有性が弱いことが原因だと思います。

*2:正確にいうと、シーパワーによって侵略されない地域。