ゆとり学部生の読書ノート

公法を中心に、気になった本について書きます。

野矢茂樹『無限論の教室』(講談社現代新書、1998年)

本日は、今までとは少し趣の違う本の紹介です。

無限論の教室 (講談社現代新書)

無限論の教室 (講談社現代新書)

本書は、生徒2人と先生との会話を通じて、「無限」から「ゲーデル不完全性定理」までを概観しようという意欲作です。

全体が会話をベースに進んでいくこと、適宜、図が挿入されることから、かなり読みやすくなっています。無限論の本というよりは、物語に近いくらいです。

ただ、さすがにゲーデル不完全性定理あたりは理解が難しかったです。本書だけではうまく理解できませんでした。おそらく、本書の最後の部分は、著者の『論理学』*1を読んだ方がスッキリ理解できそうです。

いずれにせよ、肩肘張らずに読める本としてオススメです。是非読んでみてください。

*1:この本もとても分かりやすく書かれています。本格的に論理学を学ぶなら、まずはじめに読むべき本です。ちなみにこの本も会話で話が進んでいきます。

論理学

論理学