コンサルティング・ファーム経営共創基盤(IGPI)のCEOである冨山和彦氏の著作を読みました。
ちょっと前に、G型大学・L型大学の話が盛り上がったいたのを記憶されている人も多いと思います。東大を中心とした真のエリートを育てるG型大学とそれ以外のL型大学を分け、L型大学では、実用的な知識を教える職業訓練校にすべきだ、という主張だったと記憶しています。
L型大学では、憲法・刑法ではなく道路交通法・大型二種免許を、シェイクスピアではなく観光業で必要な英語力を、マイケル・ポーターではなく簿記会計を教えるべきだ、という主張には、主に大学側からの大きな批判がありました。
本書は、そのG型/L型についての総論的な内容を含んでいます*1。
G型/L型の是非を考えるうえで、必読の本となっています。気になった方は是非読んでみてください。
以下は投げ銭用です。
*1:簡略には、G型/L型論争の発端となった以下のスライドが参考になります。 「我が国の産業構造と労働市場のパラダイムシフトから見る高等教育機関の今後の方向性」
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