私が法学部に入って一番驚いたのは、コンピューター・リテラシーが低いということです*1。
特に、文書作成においてその低さは明らかでした。
Wordを使って作られたであろうレジュメは、見出しと本文の区別さえついていないものばかりでした。
教員が作るものならまだしも、学生が作るものも同じようなレベル。
そこで私は、LaTeXを使って文書作成をすることを決意しました。
LaTeXは、簡単に言うと、とってもきれいな文章を作ることができるソフトです。特に、数式の処理に優れていることから、理系の論文執筆で使用されます。
こんな感じで美しい文章を作ることができます。
しかし、2つの難点が。
1つは、インストールで躓く人が多いということ。もう1つは、記述が難しいということ。
上記の本は、主として1つ目の難点を解決するのに役立つ本です。つまり、この本を使えば、LaTeXを楽々インストールすることができます。
そして、もう1つの難点についてですが、これは実は法律系の人には当てはまりません。なぜなら、LaTeXで記述が難しいとされているのは、数式であり、大多数の法律系の人は数式と無関係の世界に生きているからです。
ぜひとも、法律系にLaTeX文化が根付きますように……
(もしLaTeXを本格的に始めたいという人がいたら、
が定番ですので、オススメです。)*1:自分自身そんなに高い方ではありませんが。